入り組んだ「知恵の輪」をつくる
コミュニケーションがよく取れる、雰囲気の良い現場にしようとみんなで心掛けています。そうすれば現場はうまく回ります。いろいろな人が携わるものづくりの現場では、人間関係が一番大事です。
建物の強度を保つために欠かせない鉄筋
人間の体で言えば「骨」のような存在ですね
工場で適切なサイズに加工され、現場に搬入されたたくさんの鉄筋を、床や柱の構造体として結束、組み立てる仕事です
構造物によって鉄筋の長さや太さ、形状は異なります。さらに、鉄筋を曲げる作業もあり、これを図面通りに仕上げなければなりません。
われわれが手掛けた浄化槽です。地域のインフラに役に立っている実感が持てます!ひとは鉄筋工事の仕事を、ただきつくて大変だろうと一言でいいますが、これほどやりがいのある仕事はないと思っています。早く手に職をつけて一人前になり、建築という形に残る仕事をしていると胸を張れるようになって欲しい!
われわれが手掛けた電気室です。若い人の中には、きつい仕事を嫌う人もいますが、見た目や印象で判断せず、鉄筋工事のことを理解した上で、仕事の良しあしを見極めてほしい。そういう意味でも、お気軽に職場と仕事を見に来て欲しい!
工場で適切なサイズに加工され、現場に搬入されたたくさんの鉄筋を、床や柱の構造体として結束、組み立てることです。構造物によって鉄筋の長さや太さ、形状は異なります。さらに、鉄筋を曲げる作業もあり、これを図面通りに仕上げなければなりません。例えば、建物の下層は鉄筋が太く、上層は細くなります。それに応じて当然、作業内容も変化します。鉄筋工事はまるで、入り組んだ巨大な「知恵の輪」をつくるようなものです。
若い人には、仕事がつらいからといって、すぐに辞めるとならないでほしいですね。少なくとも、2-3年は続けた上で判断してもらいたいと思います。みんな入職したばかりの頃は、何度も辞めたいと考えますが、2-3年経つと仕事を覚え、自然とその楽しさも分かってきます。資格をとれば尚の事!2級鉄筋施工技能士の資格を取得、いずれは1級技能士や登録基幹技能者など、あらゆる資格に挑戦し、現場を動かす存在になってください。